図面のやり取りがデータ化されて効率化した
インターネットFAXを導入したのは単純にコストダウンのためでした。PDFでデータを送りあえるということで、日頃からクラウドソフトでデータを共有することもあったのですが、PDFへのメモ書きを考えるとダウンロードして、それぞれスタッフに共有するという通信費のこと、通信が混雑しているときの社内でのタイムラグなどを考えるとFAXで送受信したほうが早い場合があるということもインターネットFAX導入の決め手でした。
結局はインターネット回線に頼るのですが、PDFデータをそのままチェックできるという点で、少しでも返事が早く出来るようになりました。特に図面のやり取りでは、修正点をすばやく伝えられれば工期を大幅に減らせて、現場への受け渡しが早く終わります。晴れているタイミングで工事に入れるようにしておけば資材の保管コストも抑えられますので、スピードは重要です。
PDFに手書きメモを残して返信できる
いただく図面に対して修正点や、他から上がってくる要望を書き加えて設計士に修正してもらうまでの過程がこれまでかなり時間がかかっていました。この設計段階の手続きだけで2週間近くかかっていたのですが、インターネットFAXをお互いに導入して作業した結果、それまで数日かかっていた細かな微調整の修正が1日で終わるようになりましたので、総合的には数日、2日、3日ほどで調整が完了しました。
このおかげで設計待ちで工事が止まるようなことがなくなり、現場へのスタッフの確保もしやすくなりました。連絡や連携が早いというのはそれだけでメリットです。
建築関係の仕事には重宝するかも
設計図やPDFで図面のやり取りをするという方は、旧来のFAXではなく、この少し近未来のインターネットFAXを導入したほうが良いかと思います。導入は非常に簡単で、パソコンやスマートフォンを少しでもいじれれば簡単に覚えられるレベルでした。高度な知識、講座の受講が必要なほどではなく、担当スタッフへの研修をしないといけないレベルでもありません。
本当にスムーズに、研修費用も抑えて、FAXの送受信コストも、資材保管のコスト、人件費も削減できたのでぜひ導入したほうが良いでしょう。おそらく、最も重宝するのは建築関係や製造関係の現場です。かなりの工期短縮とコストダウンに繋がるでしょう。