インターネットFAXは印刷できる?
インターネットFAXで印刷できる?
従来のFAXを用いた方法の場合は、送信されたデータは特定のFAX機器で印刷されます。例えば製品の受注を受ける場合、受けた会社は発注した会社からFAXデータを送ってもらい、それをFAX機器で印刷します。紙で印刷することには多くのメリットがあります。例えば印刷された紙に直接ペンなどで書き込みができます。仮に受注リストが送られてくる場合、処理したものからチェックをつけたり補足情報を付け足したりするといった作業が簡単に行なえます。
さらに紙媒体特有の視認性の高さも無視できません。電子端末でのデジタルデータのやり取りは非常に便利とはいえ、「紙を使った方が目が疲れにくくて良い」ということもあるでしょう。しかし最近ではインターネットFAXが従来のFAXに取って代わる動きが見られます。従来のFAXはいまだに多くの現場で使用されるとはいえ、管理や処理の簡便さ、コストといった点でインターネットFAXには劣るため、今後はインターネットFAXが主流になると予想されます。とはいえインターネットFAXを使う側はパソコンやタブレットやスマホでデータをやり取りする分、紙媒体特有のメリットを感じられないと心配する方もいらっしゃるでしょう。しかし心配はありません。インターネットFAXでも紙に印刷することは可能です。その仕組みや方法について解説します。
インターネットFAXではPDFが一般的
インターネットFAXの仕組みを簡単に復習します。インターネットFAXでは、相手が従来のFAX機器と紙とで送信したデータを、デジタルデータに変換して受診します。この場合使われるデータ形式としてはPDFが選択されることが一般的です。PDFはパソコンの環境やアプリケーションソフトに影響される事無く、作成されたデータをそのままの形で共有できる便利なフォーマットです。
このPDFは、インターネットFAXだけでなく様々な電子端末やサービスで多用されるものです。そのため当然印刷機能にも対応しています。インターネットFAXを使う場合、電子端末でデジタルデータとして閲覧する事も、紙に印刷してアナログ的に閲覧する事も可能です。
PDFでの印刷の仕方
PDFでの印刷は非常に簡単です。まず受け取ったPDFデータを開きます。「Adobe Reader」で開く場合を例にすると、まず左上の「ファイル」タブをクリックします。「印刷」という項目があるのでそれをクリックします。
すると印刷ダイアログが現れるため、必要な入力や選択をして印刷をします。なお相手側がB4やA3などのサイズで送信してきた場合、そのままのサイズで印刷したい時は印刷設定画面でサイズ変更するようにしてください。