インターネットFAXで送信失敗するときの対策
インターネットFAXで送信失敗する理由
インターネットFAXを使っている方の中には、取り扱いでトラブルを抱える方も少なくありません。トラブルの一つは「FAXの送信がうまくいかない」というものです。送信失敗にはいくつかの原因が考えられます。例えば相手の使っている回線がIP電話回線という場合です。IP電話は簡単に言うとインターネットを利用した電話のサービスです。この電話回線を使用した場合、回線の混雑状況や時間帯によって送受信が幾分不安定になることがあります。そのため途中で通信が途絶えてしまったりエラー処理されてしまうことがあります。
また別の原因としては送信元アドレスに登録されていないという点も考えられます。サービス会社によって管理画面には違いがありますが、送信設定で登録されていないアドレスを使った場合、送信ができないことがあります。ファイル形式の問題もあります。PDFやワードやエクセル、JPGなど、インターネットFAXでは様々な形式のファイルを使用可能です。しかしファイル形式が対応外のものの場合は送信できません。さらにHTML方式などのメール形式でも送れないことがあります。
インターネットFAXで送信失敗するときの対策
相手がIP回線を使用している場合は、相手側の問題となるため根本的な解決策はありません。しかし時間帯を調整してエラーが出にくいタイミングを選ぶなど工夫ができるでしょう。また送信元アドレスに登録されていないという場合は、設定画面から調整するだけで問題解決になります。
ファイル形式に関しては会社のサービス内容を確認して、対応している形式のものに変換して送信する方法があります。相手側の要求にもよりますが、Office Lenzで画像形式にしたり、PDFファイルに変換するソフトを使ったりできるでしょう。
細かなミスでも送信できないことがある
他の原因として、ケアレスミスで送信処理がうまくいかないことがあります。例えば宛先の番号を、メール画面のToに入れる代わりに、その下にあるCCやBCCに入れてしまっているケースが考えられます。この場合は送信エラーになります。また電話番号の局番の間にハイフンが入ってしまっているというケースも送信できない理由の一つです。このような場合もあるため、送信ボタンを押す前に最終確認するようにしてください。
またサービス会社によっては上限枚数を設定している事もあります。例えばFaximoという会社では国内で1,200枚が送信上限です(契約内容による)。大量にFAX送信する可能性がある会社は、契約内容を見直す必要もあるかもしれません。