インターネットFAXの情報保護は大丈夫?

インターネットFAX基礎知識

インターネットFAXの情報保護は大丈夫?

インターネットFAXとセキュリティ

インターネットFAXは、インターネット回線を利用した新しい形のFAX送受信方法です。この方法を使う場合、場所を選ばずデータの送信や受信ができる他、電子データで情報をやり取りするため非常に管理が楽であること、一斉に送信しやすいこと、複数の端末にデータを送信してもらえること、コストパフォーマンスが良い事、といった様々なメリットを体験する事ができます。

しかしインターネットを使う以上、セキュリティ面で心配になる方は少なくないでしょう。インターネットはありとあらゆる情報のやり取りを可能にして情報の流動化を推進した功績がありますが、その反面、データの外部への流出も促進したと言えます。「顧客情報流出」という言葉は頻繁に耳にする言葉ですが、インターネットFAXを使って重要な情報やプライバシー情報を扱う場合、データが漏れないか不安になる方がいるのは当然の話です。しかし結論から先に言う場合、インターネットFAX利用によるデータの流出リスクは非常に少ないと言えます。

インターネットFAXは特定の相手を対象にしている

インターネットFAXが安全と言える理由は複数あります。まずは特定の宛先へのデータ送信になるという点です。仮にあるクライアントがFAX機器を使って、ある会社に書類データを送信したとします。この場合に受け取る側はメールとして受け取りますが、登録されたメールアドレスにしかデータは転送されません。仮にデータを受け取る会社に100人の社員がいるとします。

その100人はそれぞれ1つずつメールアドレスを持っています。しかしインターネットFAXに登録されているアドレスはそのうちの2人のアドレスだけです。この場合、受診したデータを閲覧可能なのはその2人だけです。一方従来のFAXの場合、会社に備えてあるFAX機器でデータは印刷されますが、特定の人がその印刷されたデータを持っていかない限り、ある意味誰でも内容を閲覧可能な状態にあります。仮に不注意でオフィス内の権限のない第三者が閲覧してしまったり、間違えて廃棄してしまっては問題です。しかしインターネットFAXでは特定の人に内容が送信されるため安心です。

インターネットFAXでは内容は暗号化される

さらにインターネットFAXでは、基本的にデータはすべて暗号化されます。そのため情報漏洩リスクは非常に低いと言えるでしょう。管理画面はSSLによって暗号化されています。

SSLとは「Secure Sockets Layer」といって、個人情報やクレジットカード情報等の大切なデータを暗号化する場合に使われる仕組みです。さらに管理画面はIDやパスワードがないとアクセスできません。このようにインターネットFAXはセキュリティ面において優れた通信手段です。