そもそもFAXってなに？
FAXとは
FAXとは非常に便利な通信手段です。最近は利用率が減少してきているとはいえ、多くの企業や家庭で利用され続けています。FAXはファクシミリの略です。法律用語で説明すると、「電波を利用して、永久的な形に受信するために静止影像を送り、又は受けるための通信設備」という定義がされています。FAXは手元にある原稿を、FAX機器を通して相手に送信する事ができます。これは電話では出来ない事です。電話で伝わるのは声だけです。テレビ電話では映像も伝わりますが、文字情報まで伝えることは不可能です。
原稿をテレビ電話で見せて内容を伝えることはできても、相手の書いた文字や表、絵などをそのままの形で手元に興すことはできません。しかしFAXはダイレクトに相手側の機器に出力可能なため、情報伝達手段として優れています。FAXでは原稿の情報を天や線という形で読み取ります。そして信号処理をして通信回線で送りこみ、受信側の機器で信号を読み取って原稿を復元します。電話とFAXが一体になった複合機器や、電話機能がついていない複合機器もあります。
最近はインターネットFAXが注目されている
しかし従来のFAXにはデメリットもあります。FAX機器を持っている間でしかデータのやり取りができないことや、紙媒体だと紛失や破損のリスクがあることなどがそうです。また複数の相手に同時にデータを送りたい場合に処理が面倒なことや、機器がある場所でしかデータを受け取れないといった点もあります。
そこで最近注目されている新しいFAXがインターネットFAXです。インターネットFAXでは送られてきたFAXデータをPDFなどのデジタルデータに変換して閲覧します。メールの形態でデータ受診できるため、タブレットやスマホを使ってどこででも閲覧できます。こちらからデータを送る場合も、メールで相手に送信して相手側のFAX機器でデータ復元させることが可能です。メールで受け取ったデータは保存や共有が簡単に行なえます。今後このインターネットFAXが従来のFAXの利用に取って代わるようになると予想されます。
インターネットFAXはコスパも良い
インターネットFAXは利便性だけでなくコスパにおいても優れています。専用機器を必要とせず電話回線もカットできるからです。大型の複合機を買えない会社はこれだけでも助かります。
Fax機器はリースで5,000円ほど、購入で何十万とかかる場合もあります。インターネットFAXではこの費用がゼロになります。ネット通信を使うため通信費用も大幅に節約可能です。
